a/樋口建築事務所

樽と竹
2021.2.22

樽と竹

ここ数年お味噌は、、、以前はつくったりもしていましたが、、、購入しています。
お店でたまたま樽職人さんにお会いしたことがきっかけで、樽もつくっていただいています。→ みんなのいえ
その樽に今年も仕込んで頂いていました。

それを受取りに行った折、ちょうど樽の修復が終わったところらしく、工場見学!!
以前も長い長い竹がウネウネと、工場から道路の方まで伸びていて。。
樽の修理をされている最中だったみたいで、興味深いお話しを聞かせて頂きながら見学したことがあります。

樽は100年以上前のもの。厚み40mmくらいの杉材で、スカスカになっている部分もありますが、もちろん現役。
その当時は樽を直しながら使うことは考えていなかったのでは?ということでした。
技術が先細りしていく、、、そんなこと誰も想像してなかったでしょうね。。。
いえづくりの現場でも同じことが言えますが。

竹を巻くのもいろいろと試しては試行錯誤しているそう。
梱包用のビニール?紐では、どれだけ頑丈にしても荷重がかかると弾け飛んでしまうのだとか。
竹、強し!!

この効率優先、お手軽、使い捨ての世の中にあって、昔ながらの製法を守ろうとしている人と、
そのための道具をつくり、メンテナンスを生業にしようとする人が出会う。
そして、すぐに行き来できる距離にいる。
なにがすごいって、それが一番すごいことなのでないか、、、と思うのです。

 

お味噌、美味しいです。
白味噌も絶品です(^^)v