a/樋口建築事務所

現場・床組み
2020.1.18

現場・床組み

年末からの雨養生のためのブルーシート。どこまでも青い世界が広がります。

「羽ノ浦・蔵ノホケのいえ」は、ソファを置いてくつろぐリビングのイメージではなく、
いわゆる”茶の間”、ゴロゴロできる空間でしょうか。。。そんな家族室のあるいえです。

家族室の床は、ダイニングテーブルの椅子としての役割も兼ねているため、他の場所より40㎝上げています。
段差を設けずに、普通に椅子を置くという選択肢もあったのですが、
私は、立って作業等をする場所と、座ったり寝転んだりする場所が近接しているのは、
視線の高さの差が違いすぎるからか、とても居心地悪く感じます。
そんなことも加味しての段差です。

また家族室上部は吹き抜けていて、2階へと続いていきます。
そんなおおらかな空間の中で、床が上がることは、天井高さにも高低差が生まれ、空間にメリハリが生まれます。

現場では、その床組みの途中でした。
なんともワクワク!!

床が上がっているため、家族室からつながる外部デッキは、庭からの高さが90㎝くらいになります。
これもまた、いつもと違った空間になりそうでとても楽しみです。