a/樋口建築事務所

紅(くれない)の匂
2023.8.16

紅(くれない)の匂

梅仕事、最終仕上げは、日光さまさまの力。

朝から夕方まで天日干し × 3日間 右下はドライブルーベリー製作中。

しかし、なんともいえないグラデーション。自然の色ってキレイです。
それにまだ梅の甘い匂いがします。

!!!!!
これはまさに日本の伝統色では??!
思わず本を出してきて調べてみました。

濃紅、紅、淡紅、紅梅、蘇芳(すおう)、淡蘇芳、遠州茶、団十郎茶、芝翫(しかん)茶、海老茶、、、。
古来より微妙な色の違い全てに名前がつけられ、またその名前にも意味があり、さまざまなことを表していました。
審美眼と技術と。とても濃密な時間を感じます。
ちなみに匂とは、平安時代の配色技法。同系色の濃淡配色、いわゆるグラデーションのことだそうです。

下でつぶれていたのは、練り梅に。
赤色〇〇号で着色しているのか(う~ん💦俗っぽい笑)と思うほど、本当に驚くほど、鮮やかな色。

とても酸っぱいです。