内と外

いえの中だけで完結するのではなく、内と外とがここちよくつながることを大切にしています。

窓から差し込む日差しの強さや、壁にうつる影に季節を感じたり、
視界の端にいつもと違う色をとらえ、庭に花が咲いていることに気づいたり、
見上げた場所にある窓から雲が流れていく様子が見えたり。
葉についた雨粒を美しいと感じることもあるかもしれません。
そんなささやかな発見から、楽しみや驚き、喜びといった様々なものがうまれ、
さらに、それを起点として、思考が無限に拡がっていくと考えています。

例えば、
しばらく雨が降らずに、少し元気のない庭の草花を目にし、
日々のお天気が気になったり、
その原因に想いをめぐらしたりするうちに、
新たなことに気づいたり、また違うことに興味が湧いたりする。
そんなふうに、思考は限りなく、豊かに拡がっていきます。